大学院生のメンタルヘルス
今週の半ばあたりに、大学の健康診断に行ってきました。
去年は大学院に入学した年ということで採血したり心電図やったりイロイロだったのですが、今年は身長・体重、X線、血圧、問診という簡略版。しかし、最後にメンタルヘルスという項目が。
・・・メンタルヘルスってなんじゃ?と思って、行ってみたら。
なんだか用紙があって、いろいろと質問に答えてきます。もう大学の健康診断は6回目のはずなのにこんなの受けたのははじめてだなぁ、と思ったら修士2年以上のみに必修の項目だそうで。
前半は、ありがちな感じで。「生きている価値がない」とか「毎日だるい」だとか、「悲しくなる」とか、そんな感じの項目について「全くそう思わない」「そう思わない」などなど5段階で丸をするというもの。設問を読んでいるだけで哀しくなってきました。
後半は、論文関係。「自分のやっている分野は努力しても生活に結びつかない」とか「自分の研究テーマはあたえられたものだ」「研究室の人間関係が上手くいっていない」などなど。これは、読んでいて、ちょっと今は突かれたくないない部分をついてくる感じの設問もあったりして。
ひとつ興味深かったのは、合計を足したポイントでの判定にあたって、理系の方がポイントが高く設定されているということ。
たしかにテーマについての設問については、あまり文系の場合には当てはまる場合が考えにくいのかなぁ、というのは思ったのです。どっちが大変とかいうことではなくて、違った大変さがある、ということなのだろうとは思うのですが。そのへんは一応ちゃんと出来ているのだなぁ、と少し感心していました。
そういえば大学院に入って最初にガイダンスのようなものがあって、ある先生が「健康に不健康な生活を送ることが大事だ」とおっしゃっていました。最近になって少し意味が分かるようになった気がします。論文を書くと言うことは結構なプレッシャー。
私はとても楽観的な人間なので、精神的に参るということはそれほどない(しかし深層意識では気にしているのか、代わりに身体にダメージが来てしまう)のですが、精神的に参ってしまう人はほんとうに大変なのだろうなぁ、と思います。修士2年以上必修、というのもそういう趣旨なんでしょうね。