no voteを公言するをーりーの「センス」
「no vote でフィニッシュ death!!!」と開き直る、女性芸能人(23歳)。・・・どうなんだろう。というのは、眞鍋かをりさんのブログの話。個人的には棄権というだけでもちょっとなぁ・・・と思うところ、その語り口の軽さに暗澹とした気持ちになる。
自分が大袈裟すぎるだけなのか?寄せられているトラックバックもいろいろと読んで考えてみる。
考えてみるけれど個人的にはやっぱり一言、「行った方がいいよ」
というよりも、同棲生活さんのいうように、「いってくれー!」という感じ。
もちろん、「関心がない」「誰に入れたらいいのか分からない」そういうことはある。良く分かる。
前にもちょっと書いたことだけれど、確かに一番投票率が低そうな層に選挙広報が届いていなかったりしていて、そういうところに問題はあると思う。住民票が実家にあるとか、それも学生とかだとありがちな事情だったりする。
あるいは、私の友達には「行かないことが意思表示なんだ!」と言っているひともいる。まあ、それも一つの考え方かなぁ、とは思わなくもない。思わなくはないのだけれど、そういうかっこいい事を言う前に、一度でイイから投票に行ってみてほしい。投票に行ってみたことのない人にそんなことをいわれても、全然説得力がない。
なんで行った方がいいのか。戦略的撤退blog版さんは手厳しい。
確かに、1票で何か変わる事は無い。だが確実に言える。
それすらしなかった者は、どのような結果も甘んじて
受けなければならない。
そもそもこうやってなんで言ったらいいのか力説しないといけないこと自体、妙だと思う。よぉーく考えてみれば棄権なんて選択肢に入らないと思うのだけれど。それに、1票じゃなにも変わらないっていってるみなさん、1票だけで何かが変わったらそれこそ大変ですよ?
いろいろ書いているけれど、別に眞鍋さんを非難するつもりで書いているわけではない。そもそもこの記事だって、をーりーファンとして彼女のブログをチェックしているから発見したわけで。それに調べてみると20代の投票率は30%程度のものだというので、それが「現実」なのだろう、と思う。彼女も7割という「多数派」の中にいる、「普通の」人だったというだけ。そういうことか。そうか。
それでもやっぱりなんかひっかかる。例えばいいことみーつけた。さんのような感覚が普通なのではないかと思う。
消費税が始まった時も、5%に上がった時も「えぇ〜困るな」と思いつつも
なんとか暮らせている自分がいるので・・・。今後も大丈夫と
楽観的に考えちゃうんでしょうね。年金に関しても同じ。
良くないことなんでしょうけど・・・考え方を返るのはやっぱり難しい。
・・・次の選挙は行ってみようかな・・・。
退屈の花さんも
私を含む若い層の、「義務を果たさないくせに不利益被ると不満を言う」っていう姿勢は
見直すべきなんじゃないのかねーと思うわけです。
もうね、子供じゃないんですよ、20歳越えてんだから。
義務果たさずに権利ばっか主張する歳じゃないんですから、と。
といいつつ、この方は投票に行ってらっしゃないらしいけれど、でもやっぱりそういう感覚はあるわけで、それは結構大きい違いだと思う。
そう、多分ひどく気になるのは棄権という事実よりもその軽い語り口なんだと思う。それは、一個人としての感覚の問題でもあるし、芸能人としてのセンスの問題でもあると思う。Mt.EGEさんのいうように「まあ、選挙に行かなかったのは仕方がないんじゃないでしょうか?」とも思える。でも堂々と言うのはやっぱり違うんじゃないかと思う。虹 ・ 色 RECORDさんのいうように「芸能人が簡単にぶっちゃけちゃっていいんですか?(苦笑)」という話。
「芸能人が」というところが結構ポイントかもしれない。大豆の語る室さん曰く、
とにかく、ちょっと、政治にも興味持った方がいいと思うよ、おじさんは……。そーゆー番組のオファーがこないとも限らないし、国立大出身の知性派アイドルとしては、ね。
そうそう、そういうことですよ。
嘘着いて期日前投票してますということだってできるわけで、あるいはこれはちょっと不味いかなと思って選挙の話に触れないという選択肢もあった。その中であえて行っていないという危うい話題に触れる。しかも軽く、面白おかしく仕立てる。そのセンス。
もっとも、NIGHT MAREさんのような見方もあるかもしれない。
今回は選挙についての内容で、選挙にはあまり興味は無いとの事・・・大人だし、大学行ってたんだしって思っても何か謙虚で自分の事をバカ呼ばわりしてしまうところに「別にオッケーでしょぅ!!」と愛嬌さえ感じてしまう
そんな魔力、あっ間違えた魅力のある内容でした
でもね、大切だよ、選挙も政治も・・・
確かに。しかも、ひょっとしたらこれは彼女自身が狙っていることなのかも、という気もする。彼女のブログが始まって以来思うことだけれど、横浜国立大卒という肩書きが産む一定のステレオタイプ的イメージを払拭しようというところもあるのかもしれない。もちろんそれはキャラを作っているということではなくて、あえて本当の自分の一面を強調しよう、という感じで。
でも意図的にやっているのだったら、今回の件はちょっとやりすぎというか、勇み足じゃないかと思う。こういうことに「うるさい」人っているから。私のような(笑)。ぶっちゃけトーク自体は親近感がわいて、今まで毎回更新の度に面白く読ませていただいていた。でも、余計なお世話かも知れないけれど、今回の更新は「危うい」。
結構トラックバックもきてしまって、一波乱あったり・・・してしまうかもしれない。ぶっちゃけトーク自体はいいと思うのだけれど。ファンとしては心配。
最後に余談だけれど、それでもどうしても選挙に興味がわかないひと。早起きして投票所に一番乗りしてみてはどうでしょう。1人目になるとカラの投票箱が見せてもらえます。一番乗りには、最初から投票用紙が入っていたというような不正がないということを確認する役回りがあるのです。死ぬまでにカラの投票箱を見る機会のある人もなかなか多くはないと思うので、話のタネにいかが?