案分票
選挙はもう一昨日の話になってしまうけれど、そういえば書きわすれていたことが。
参議院議員選挙の最終的な結果を見に東京都選挙管理委員会のサイトに行ったときのこと。直接は好奇心から又吉候補の詳しい得票数を見に行ったのだけれど、すぐに面白いことに気づく。
・・・選挙結果に、端数がある。あれ?一人一票じゃなかったの?
選挙に詳しい人には多分有名な話なんだろうと思うけれど、私はその時「案分票」なるものの存在を初めて知りました。最初「1,014,293.300票の.300ってなんだ?」と思ったのだけれど、すぐに同じ名字の人が候補者にも端数が出ていることに気づく。そうか、どっちか分からない票を割るのか。
しかしてっきり半々に割るんだと思ってた私には.500ではない半端な端数がまだ不思議でした。で、調べてみたら半々じゃないんだそうです。いずれが不明な票については、得票率に応じて分配するとのこと。
たとえば甲山一郎さんと甲山次郎さんがいて、一郎さんに3000票、次郎さんに7000票で「甲山」としか書いてないものが100票あったとすると、その100票は3:7で分けるというわけ。たしかに、半々で割るのよりは処理としては正しいですね。
しかし、こういうことがあるとは知りませんでした。へぇへぇへぇ。選挙の細かい話というのは結構奥が深そうです。ちなみに参議院選挙では小数点第3位までを有効とし、4位以下は切り捨て。0.001でも上回ったほうが当選なんだそうです。