有名人blogとトラックバックの問題について書いた時に、華夏雑記さんからトラックバックをいただいて、そこに書いてある事についてふむふむと読んでおりました。(華夏雑記:◇やっぱこれだけは書いておこう。+◇「やっぱこれだけは」の補稿)
書いてあることについては、基本的に同感。ぼくにも同じような感覚はありました。で、結局その感覚とは何なのか。少し考えてみていたのですが、そこには二つの感覚が交錯しているような気がします。一つはアイドルというものに対しての感覚。もう一つはblogというものについての感覚。
(1)
「アイドルというもの」に関していえば、別に新しい話でもなんでもなくて、ぼくらとアイドルの間に挟まっているビジネスというロジックのハナシ。そこにビジネスのロジックが挟まっているのはもちろん知っていながら、知らないふりをしてのせられてみたりする。でもあんまりそのロジックが全面に出てくると、なんだかなぁ、と思ったり。そうやってゆらゆらとしながらも、なんだかんだいいながら、結構楽しんでいる。
いってみればディズニーランドみたいなものですよね。ディズニーランドは夢の国でもなんでもなくて、商業施設なのはみんな知っている。ミッキーの中には人がいる(これぞホントの「中の人」)こともみんな知っている。でも取りあえずひとまずそれを忘れたフリをして、向こうのペースで楽しんでくる。ミッキーを見るとキャーキャーいっちゃって、列に並んででも一緒に写真を撮ってくる。ディズニーランドが成功しているのは、そのビジネスのロジックを忘れさせるのが上手いから。逆にダメっていう人はそういうロジックに敏感なのでしょう。
そのあたりの、アイドルとビジネスのロジックについては華夏雑記さんの記事を受けてHINALOGの中島ひなさんがホント冷静に書いていて、流石だなぁ、と思って読んでました。でもきっと、華夏雑記さんも思っている事はそんなに違わないのだろうと思います。「やっぱこれだけは書いておこう」とその「補稿」のあいだにあるものも、例のゆらゆらのぶれなんだろうと思います。
ぼくも、数日前、おぐゆうblogを紹介した時に、「最近急に有名人blogラッシュになりましたね。これはやはりblogサイトがユーザー獲得に本腰を入れてきた、ということなのでしょうか。」と書きましたが、こういうことを思ってしまいながらも、ブログ自体は歓迎。なんだか微妙です。ちなみに、画像が背景なのは見にくいというのは同感。
(2)
「blogというのもの」についても、華夏雑記さんと、おそらく似たような感想。
ぼくはこのサイトの前は、GeocitiesでHPやってたのですが、そこで最後に書いてある内容が、
「なんだブログって、ただの日記サイトじゃん」
・・・という良く分からない反感(?)を持っているので踏み切れず。
(そんなこといっておきながら結局blogやってるじゃんかよー、というツッコミはなしでおねがいします。ありゃ早く消した方がいいな(苦笑))
結局「ただの日記サイト」と何が違うのか。
HINALOGで「私も最初は単にサイト管理を後々手抜きするつもりでMTを導入しただけで・・・。」と書いてありましたが、うちもそんな感じでした。レイアウトをテーブルでがちがちに固めてあるあたりなんか、思いっきり逆行している気がしないでもない。
で、やってみたら、トラックバックはなかなかおもしろい、と。でもそんなに違うの?っていわれると、まあ、そんなに大して違わない気もする。でも一部ではブログ、ブログと言われてて。本質的にはそんなに違わないかもね、と思う一方での流行。ぼくが感じてしまう妙な反感はそのギャップにあるのでしょう、きっと。
でもビジネス的には流行っている事自体に意味があって、とりあえず、乗っておくのが手なんだろうなぁ。とりあえず火はついたから、油を注いでみて。立派なキャンプファイヤーになった暁には、役に立つのかも知れないしね。そこに何か未来があるのかは、分からないけれど。
・・・と全然、大した事ないことをだらだらと書き綴ってしまいました。
ちなみに、HINALOGの中島ひなさんって、「あの」中島ひなさんですよねぇ。HINALOGは華夏雑記さんの記事経由で初めて知ったのですが、どこかで見たことがあると思ったら。
そして、HINALOG読んでて思ったこと(ちょっと前の記事まで随分と読んでしまった(笑))。華夏雑記さんは例の「別に凄くないよね。」が出発点でしたが、HINALOGレベルまでいけば、本当に「凄いよね」。
コメント (2)
私という人間はほんとにひねくれ者で、「トラックバックありがとうございます」という切り出し方にすら懐疑的で、書いた事なかったのですが、今回は使わせて頂きます。
トラックバックありがとうございました。m(_ _)m
一連の件に関しては”黙っとれよ”で終わるつもりだったのですが、こちらで、そしてHINALOGさんでもツッコミ入りましたので、再び考えてみたいと思います。ここでは長くなって書けないでしょうから、もちろん自分のお庭で。
> HINALOGレベルまでいけば、本当に「凄いよね」
そうですね。
私自身、昨夜”凄いことになった”現場を体験しました。
ブログをやるという行為自身は、やっぱり”別に普通”と言い張りますが(^^;)、
・凄くなる可能性がある
・凄く出来る人がいる
今度はこの辺の観点で書いてみます。
Posted by: 華夏 | 2004年04月24日 10:36
日時: : 2004年04月24日 10:36
どもどもー。
まあ、結局ブログというツールを使って、何をするかですよねー。
しっかし、OGUYUにしても井上和香にしても早速飽きられそうな感じがしてきてますな・・・。(なんとなく雰囲気的に。)
Posted by: *nisshi | 2004年04月25日 22:08
日時: : 2004年04月25日 22:08