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The Paradox of American Power

やらなくてはいけないことが沢山あると、なぜかやらなくてもいいことがしたくなります。人間ってそういうものなのか、自分がひねくれているだけなのか。

半日くらいかけて、Joseph S. Nye, The Paradox of American Power: Why the World's Only Superpower Can't Go It Aloneを読んでおりました。

それなりの本をイメージしていたのですが、イメージに反して小さくて薄くて「冊子」のような外観の本でした。読みやすい。内容は・・・一般向けに書かれている本だからなのか「なんだか、かなり普通」。

ソフト・パワー(ナイだしね。)とか、グローバライゼイションだとか、ITがどうとか。・・・なんだかなぁ。

あ。誤解を招かないようにいうと、そういった問題群が重要じゃないっていっているのではなくて。この本での、そうした問題群の呈示のされ方。それも書く側ではなくて、受け手との関係で。読んで感化された居酒屋帰りのサラリーマンが千鳥足で「で、世界はグローバライゼイションでアイティーなのよー!」・・・みたいな、そういう危うさを、なぜかは分からないけれど、妙に感じるのです。

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2004年04月11日 00:25に投稿されたエントリのページです。

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