つき合い始めに、誰も終わりのことなんて考えない。
それと同様に、新たにブログをはじめようとするときに意外と誰も気にしないのは、そのブログを畳むときのこと。ブログ自体やめてしまうとか、あるいは違うブログサービスに引っ越したいとか。「えいやっ」と終了、もうブログなんて知らないもんね、という場合はさておき、やめる場合にもいろいろとある。
始めるときには考えてもみないことだけれど、塵も積もれば本当に山になる。気づくと何百ものエントリーがあったりして、そのまま放っておくのはもったいなくなることもある。
ブラウザで直接書き込むというブログのスタイルは、便利ではあるけれどローカルには何も残らないということでもある。一般のウェブサイトの場合はHTMLのファイルをローカルで作成してからアップロードするのとは全く対照的。
もっとも、「せっかく書いたものだから記念にとっておきたい」という程度だったらブラウザで一括ダウンロードでもするか、あるいはカテゴリーごとのページを手動で保存すればいい。これならそれほど手間もかからない。
むしろ問題はそのままどこかへ引っ越したい場合ではないかと思う。自分でMovable Typeを動かしている場合には((少しややこしい問題が生じる場合もあるみたいだけれど))、エクスポート機能がある。しかし、無料のブログサービスの場合は、見た感じではエクスポート機能があるものはほとんどないようだ((ちらっと見てみただけなので間違っていたら教えて欲しい))。無料ブログサービスを運営している側からすればある意味当然の話なのだろうけれど。
こうした点について、対策はいろいろ考えられるだろうけれど、とにかく、ブログを始めるときにはそういうことも少しは考えてみても損はないだろう。
ちなみに、さらに注意が必要かもしれないのは、有料化を見据えてβ版として運営しているブログサービスの場合。どういう条件で有料化するかまだ分からない状態で運営されているということがある。その後、無料版と有料版が併存することになるにしても、無料版はどういう条件になるのか。後から「ちょっとなぁ」という状況になっても自分のコンテンツを「人質」にとられて身動きがとれなくなったりするかもしれない。
(余談)
こんな話を書いていたら、なんだか携帯電話を連想してしまいました。