と、そんなタイトルの記事がニューヨークタイムズに。
Is a Salaryman Without a Suit Like Sushi Without the Rice?(NYTimes)
例の「省エネルック改めクール・ビズ」のお話です。
ちょっと前にニュースにでてたあれですね。(詳細は環境省地球環境局へどうぞ。リンク先に飛んでみると、それはクールすぎでは?という感じではありますが。)地球温暖化を防止するために、夏のオフィスの冷房設定温度を28℃程度にして、その分軽装にしましょうというお話。
その取り組みを取り上げたのが上のNYTimesの記事なんですが、なんだかそのスタンスに妙〜な違和感が。なんというか「ヒトゴト」な雰囲気が。基本的にはさてどうなりますかねえ的なスタンスで確かにそれはそうなんですけれども、そっちの方が断然エネルギー消費・浪費三昧なんだからちっとはそういう側面も考えてみてよね、と思ってしまいますねえ。
まあ確かに偉い人がネクタイしてたらどうするのかとか、取引先にその格好で行けるのかとかそういういかにもな事情を紹介するのも面白いし、アパレル業界的にはいい話とかいう視点も(考えてみれば当たり前だけど)私としては新鮮でしたが、そこだけにしか話が及ばないというのもなんだか。28度って暑すぎるでしょうといいたげな表現やら、環境よりも電気代の方が念頭にあるような書き方もありましたしね。
もちろん、(高速の55マイル制限復活が難しかったりする国であっても)向こうの人は概して環境には関心がないというわけあるはずもなく。またこちらとしても「環境を、そして自然を愛しているんだよ!」という話ではなくて「Kyoto」が日本の都市であるという事情やらいろんなものがあるでしょうけど。だから結局、そういう記事じゃないんだから、と言われればその通りなんですが、なーんだかちょっと気になって長々と書いてしまったのでした。
まあ確かにちょっと面白(おかし)いとは思いますけどね、「クール・ビズ」って。