ドンキ、オリジン東秀にTOB(asahi.com)
ドン・キホーテがオリジン東秀にTOBらしいです。オリジン弁当のオリジンですね。オリジンの方は事前の連絡も無く「困惑」との記事ですが、オリジン東秀の株主構成にはおもしろいところがあるのを思い出しました。
四季報を見ると大株主に「財務大臣」って書いてあるんですね。当初は日銀でもあるまいしなんで国が弁当屋に出資してるんだろう?と思っていましたが、よく調べてみるとそういう会社はちらほらあって、相続税の物納が理由なのだそうですね。
ただようするに税金の代わり、のわけなので売ることばかりに関心があって、会社側からするとあまり嬉しい株主ではないという話を以前読んだことがあります。敵対的TOBでもされようものなら真っ先に応募しそうな株主、という説明だったように思います。
・・・ほんとにTOBされちゃいましたね(笑)
あるいはその辺も考えた上で、ということでもあるのかもしれません。現在はどうなっているのか知りませんが、「財務大臣」で2%くらいだったと思うので結構バカにならないのかも。
ただ、上の話は「売ることに関心」=「例えばTOBに応募しそうな」という流れなだけの話で、実際、たとえばライブドアとニッポン放送の時みたいな難しいTOBに巻き込まれちゃった場合どうするんですかね。立場上関わりたくなさそうですが、「関わらない」わけにいきませんからねえ。