東京都現代美術館のカルティエ現代美術財団展に行ってきたのですが、川内倫子さんの『Cui Cui』にやられました。
写真集の写真をスライドショーにして音楽をつけるという形式だったのですが、とにかく写真がよくって。もちろん音楽もマッチしていて、とびっきり素敵な感じに仕上がっておりました。他にもよいものは色々あったのですが、圧倒的に心に残ったのがこれ。それなら別にあの展示じゃなくても・・・と思わなくもないのですが、でも実際そうだったのだから仕方がない。
普通の家族のなにげない場面を追っただけの写真にも関わらず様々な感情を刺激され、温かい気持ちになったり、泣けてきたり。そこに当たり前のようにあるものこそが一番大事なのだな、としみじみ思ってしまいました。「現代」の一側面をシャープに表現したような作品が多いなか、最後の方でこの展示に出会ったので一層感慨深かったというのもあるのかもしれない。
ちなみに川内さんはweb上でフォトダイアリーもやってらっしゃるようです。
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